『ウイングマン』最強キャラクターランキング! 変身ヒーローの頂点に君臨する者たちを徹底解説
桂正和のデビュー作にして、変身ヒーローアクションの金字塔『ウイングマン』(1983年~1985年、週刊少年ジャンプ連載、全13巻)。異次元世界ポドリムスからの侵略者を相手に、中学生の広野健太が自作ヒーロー「ウイングマン」に変身して戦う痛快ストーリーだ。2024年には40周年を記念して実写ドラマ化(テレビ東京系列)され、再び注目を集めている。
この作品の魅力は、ドリムノート(書いたことが現実になるノート)で次々とパワーアップする主人公の成長と、個性豊かな敵や味方たちのバトルにある。だが、誰が本当に「最強」なのか? ここでは、戦闘力、特殊能力、耐久力、物語での活躍度を基準に、ファン目線でランキングを作成。原作のネタバレを含むので注意!(参考:原作の最終回解説などから、ライエルやリメルの脅威が頂点級)。
ランキング基準のポイント
- 戦闘力: 物理攻撃・特殊技の威力。
- 特殊能力: ドリムノート由来のパワーや異次元由来の力。
- 耐久力/成長性: 長期戦耐性やパワーアップのポテンシャル。
- 活躍度: 物語への影響力(ボス級か?)。
主に敵側が強キャラ揃いだが、主人公側も負けていない。では、トップ10を発表!
10位:キータクラー(ポドリムス刺客)
- 強さの理由: 植物由来のシードマン(種人間)を無限生成し、集団戦で圧倒。給食や水道に毒を混ぜて大規模洗脳を仕掛ける策略家。ウイングマンの初期必殺技「デルタ・エンド」を生み出すほどの脅威だった。
- 弱点: 単体戦闘力は低め。健太のトレーニングで対応された。
- 名シーン: 学校を乗っ取るエピソード。原作では給食中毒がエグく、ドラマ版ではピアノ洗脳にアレンジ。
- 総合スコア: 7/10。序盤のボスとして印象的だが、後半のスケールに押され気味。
9位:小川美紅(ウイングガールズ・リーダー)
- 強さの理由: ドリムノートで授かった変身能力「キャンディガール」で、幻覚や甘い誘惑攻撃を繰り出す。健太の恋人ポジションながら、戦闘ではサポート役を超え、単独でシードマンを撃破。耐久力が高く、合宿編で大活躍。
- 弱点: 攻撃寄りじゃないので、ボス戦では補助止まり。
- 名シーン: 海合宿で初変身。健太のピンチを救う「スイート・キャンディ・ビーム」。
- 総合スコア: 7.5/10。ヒロイン最強論の象徴。桂正和らしい美少女描写が光る。
8位:ザシーバ(ポドリムス刺客)
- 強さの理由: 予知能力と幻覚操作で心理戦が得意。修学旅行編で京都を舞台にウイングガールズを翻弄。テレビ出演エピで一般人を巻き込み、広範囲支配。
- 弱点: 物理耐久が低く、ウイングマンの新技「フェニックス・タックル」で突破。
- 名シーン: 美森くるみ(アイドル)を狙った幻覚トラップ。予知で未来を覗くシーンがホラー調。
- 総合スコア: 8/10。中盤の知略型ボスとして、戦術の深みを加える。
7位:アオイ(ドリムノートの守護者)
- 強さの理由: ポドリムス王女で、ドリムノートの使い手。直接戦闘は少ないが、ノート経由で健太のパワーアップを支え、終盤ではライエル撃破の鍵に。異次元エネルギーによるテレパシーや瞬間移動が可能。
- 弱点: 戦闘向きじゃない。記憶喪失の設定で一時弱体化。
- 名シーン: 最終回での別れのキス。健太の「ウイングマンの全て」を引き換えに生き返らせる犠牲。
- 総合スコア: 8/10。物語の核。ヒロインとして精神的強さが最強級。
6位:マスター・ノッポ(ヒーローアクション部顧問)
- 強さの理由: 元特撮俳優の体術とメカ知識で、シードマンを素手で粉砕。トレーニングで健太を鍛え、合体ロボ「ウイングマシン」の操縦も。耐久力がバケモノ級。
- 弱点: 変身能力なし。人間離れしたタフネスだが、異次元パワーには劣る。
- 名シーン: 部室でシードマンを一撃KO。コミカルな師匠役が魅力。
- 総合スコア: 8.5/10。コメディ要素を交えつつ、リアルヒーロー感が強い。
5位:ライダック(ポドリムス四将軍)
- 強さの理由: バイク形態の高速戦闘とミサイル連射。ゾウジンゲン(獣人兵)を率い、機動戦でウイングマンを追い詰める。四将軍の中でもスピード最強。
- 弱点: 近接が苦手。ウイングマンの飛行技で対空迎撃される。
- 名シーン: 街中チェイスバトル。バイクが変形するギミックがカッコいい。
- 総合スコア: 8.5/10。四将軍の筆頭として、アクションの華。
4位:ドクターラーク(ドリムノートの開発者)
- 強さの理由: ノートの発明者で、異次元科学の天才。後半で健太に再変身能力を与え、ウイングガールズ結成の立役者。ロボットアームやエネルギー兵器を操る。
- 弱点: 直接戦わず、頭脳派。ポドリムス侵攻で捕らわれやすい。
- 名シーン: ノート消去後の復活劇。美紅への力授与で女子パワー爆発。
- 総合スコア: 9/10。サポート最強。桂正和のSF要素を体現。
3位:リメル(ポドリムス独裁者)
- 強さの理由: 最終ボス。ドリムノート強奪で無限パワーアップを狙い、洗脳光線や巨大化で地球侵略。耐久力無限で、ウイングマンを何度も絶望させる。
- 弱点: 傲慢さから隙あり。ライエルの裏切りで敗北。
- 名シーン: 最終決戦のポドリムス宮殿。全世界奴隷化計画のスケールがデカい。
- 総合スコア: 9.5/10。悪役の王道。ドラマ版でも中核。
2位:ライエル(ポドリムス四将軍・裏切り者)
- 強さの理由: 四将軍最強。テレキネシス(念動力)と再生能力で、ウイングマンをボコボコに。終盤の孤高のライバルとして再登場し、リメル撃破のきっかけに。ヒートショックで自爆覚悟の覚悟が熱い。
- 弱点: 精神的な脆さ。健太を認めた末の敗北。
- 名シーン: 最終回直前の再戦。リメルに組みついての犠牲プレイ。
- 総合スコア: 9.8/10。敵ながらカッコいい。原作最終回のMVP。
1位:ウイングマン(広野健太)
- 強さの理由: ドリムノートで無限進化。デルタ・エンド、フェニックス・タックル、ハイパー・ウイングモードなど、技を即興開発。序盤のヘタレから最終的にリメル&ライエルを撃破。成長性と正義感が最強の武器。
- 弱点: 初期体力不足(トレーニングで克服)。恋愛絡みでミス多め。
- 名シーン: 全編通じての変身シーン。最終回の「ウイングマンの全て」解放でアオイ救出。
- 総合スコア: 10/10。主人公補正+ドリムノートで無敵。桂正和のヒーロー愛の結晶。
総括:最強の鍵は「夢の実現力」
『ウイングマン』の魅力は、ただ強いだけじゃない。健太の「ヒーローになりたい」という純粋な夢が、ドリムノートを通じて現実の力になる点だ。ランキング上位はポドリムス勢が多いが、結局は健太の成長が全てを凌駕する。実写ドラマ版では藤岡真威人(初代仮面ライダー息子)が健太を演じ、アクションがパワーアップ! 未読の方はジャンプコミックスでチェックを。

