Demon City 鬼ゴロシ 最強ランキング
河部真道先生の漫画『鬼ゴロシ』(全16巻、2020年から2024年まで『週刊漫画ゴラク』で連載)は、壮絶なバイオレンスと復讐劇が魅力の作品です。舞台は地方都市・新条市。伝説の殺し屋・坂田周平が、妻子を奪った謎の組織「奇面組」への復讐を繰り広げます。2025年にNetflixで配信された実写映画『Demon City 鬼ゴロシ』(生田斗真さん主演)でも大きな話題となりました。
物語の鍵は「鬼憑き」という伝承です。平安時代から続く新条市の呪われた土地で、鬼が人間に取り憑き、無惨な殺戮を繰り返します。坂田は15年前の冤罪事件で植物状態に陥っていましたが、覚醒後は不死身の「鬼ゴロシ」として蘇ります。グロテスクな描写と人間離れした戦闘シーンが特徴で、数万人の死者が出るほどの規模の戦いが描かれます。
今回のランキングは原作漫画を基準にしています。映画版は奇面組を中心に簡略化されていますが、坂田の不死身ぶりは共通です。強さの評価基準は、①直接対決の勝敗、②殺害人数や影響範囲、③特殊能力(鬼憑きや不死身)、④最終的な生存力の4つです。
それでは、最強ランキングトップ10を詳しく紹介します。
1位:坂田周平(鬼ゴロシ)
作中最強の存在です。元伝説の殺し屋で、覚醒後は銃弾や斬撃、爆発すらものともしない不死身の肉体を持ちます。マサカリ一本でヤクザ数百人や奇面組幹部を次々と斬殺。天狗(神)と共闘し、数万人の死者を出しながら最後まで生き残ります。痛みを感じず、再生能力は鬼以上。復讐の執念が最大の武器で、街全体を血の海に変えるほどの破壊力です。
戦績は河野組の壊滅、奇面組の全滅、マサカドグループの壊滅。特殊能力は鬼憑きによる超再生と無痛覚です。映画版では生田斗真さんの無言アクションが圧巻で、セリフはわずか24個しかありませんが、鬼のような狂気を体現しています。
2位:天狗(神/将門の親子関連)
原作の最終ボス格です。鬼憑きの頂点に立ち、坂田と互角の戦いを繰り広げます。飛行能力や超人的パワー、知略で街全体を操ります。坂田が共闘するほどの実力者ですが、最終的に敗北。影響力では奇面組を上回ります。
戦績は将門親子を操り、数千人を間接的に殺害。特殊能力は飛行、幻惑、鬼召喚です。映画版ではラストのラスボス戦で登場します。
3位:般若(春原龍/新条市長、演:尾上松也)
奇面組のリーダーです。政治と経済を牛耳る知略型の最強キャラクター。表の顔は市長で、カジノ計画を通じて街を支配します。戦闘力も高く、坂田を苦しめます。原作では将門の後継者として鬼の力を持ちます。
戦績は奇面組の統率と坂田一家殺害の指揮。特殊能力は鬼憑きの統率と変装です。映画版では尾上松也さんの妖艶な演技が光ります。
4位:稲荷(伏勘太/セキュリティ社長、演:東出昌大)
変態的な執着心が強さの源です。坂田の娘・りょうを育て、セキュリティ網で街を監視します。戦闘では銃撃や格闘で坂田を追い詰め、原作では娘を洗脳する知略が脅威となります。
戦績はりょうの拉致と葵の射殺。特殊能力は監視網と異常な耐久力です。
5位:翁(篠塚孝太郎/刑事、演:高嶋政伸)
警察を操る権力者です。坂田抹殺を試み、銃撃戦で善戦します。原作では複数の暗殺を指揮しています。
戦績は坂田の病院襲撃。特殊能力は警察の動員と高い射撃精度です。
6位:一角(竹本誉/CS社長、演:田中美央)
企業を隠れ蓑に麻薬を流通させます。坂田に命乞いしますが、耐久力は高めです。原作では一角の鬼力が発揮されます。
戦績は麻薬網の構築。特殊能力は資金力と鬼憑きによる再生です。
7位:河野春夫(演:竹中直人)
ヤクザの組長です。坂田の過去の敵で、組員数百人を率いますが壊滅します。映画では序盤のボスです。
戦績は坂田への襲撃失敗。特殊能力は組員の指揮です。
8位:マサカド幹部(原作限定)
巨大企業のトップです。奇面組と対立し、数千人を動員します。坂田の最終的な敵の一人です。
戦績は企業間戦争。特殊能力は軍事力です。
9位:りょう(坂田の娘、演:當真あみ)
潜在能力が高いキャラクターです。原作後半で覚醒し、父の血を継いで戦います。弓道部員として活躍し、映画のラストでは銃を手にします。
10位:葵(坂田の妻、演:蓮佛美沙子)
直接的な戦闘力は低いですが、物語の起点です。家族愛と悲劇性が間接的に坂田の強さを引き出します。原作では鬼憑きの秘密を知る重要な存在です。
このランキングは原作基準ですが、映画版もアクションの迫力で見ごたえがあります。『鬼ゴロシ』の世界は、強さだけでなく人間の業や因果が絡み合う深い作品です。興味がある方はぜひ原作と映画の両方を楽しんでください。
