『チェルノブイリ(Chernobyl)』全5話 最強エピソードランキング
(2019年 HBOミニシリーズ・全5話しかないのに、どれも神回すぎて順位つけるのが辛い…)
この作品は実在の1986年チェルノブイリ原子力発電所事故を、ほぼ史実通りに描いた衝撃のドキュドラマです。
視聴後1週間は夜眠れなくなるレベルで重いですが、同時に「人類史上最高のミニシリーズ」と呼ばれることも多い名作。
IMDb 9.4点、Rotten Tomatoes 95%、エミー賞19部門受賞など、数字でも圧倒的です。
では、完全にネタバレ全開でランキング発表します!(まだ見てない人は絶対に先に本編を見てください!)
第5位 第2話「Please Remain Calm(どうか落ち着いてください)」
- あらすじ:事故発生から数時間後。政府はまだ「状況は制御下にある」と発表し続ける中、消防士たちが石墨の破片を手で拾い、ヘリパイロットが放射線雲の中を飛ぶ。
- ハイライトシーン:
- 消防士ヴァシリーの手が黒く変色していく超スローモーション
- 「屋根に石墨が落ちてるぞ」「石墨なんてありえない」と繰り返す会話の絶望感
- なぜ5位?
まだ観客も登場人物も「これがどれだけヤバいのか」を完全に理解できていない段階。だからこそ、後に知る真実とのギャップが最も残酷で、2回目に見返すと最も辛い回です。
第4位 第3話「Open Wide, O Earth(大地よ、口を開け)」
- あらすじ:死傷者の遺体処理と除染作業。リュドミラが病院で夫ヴァシリーに会いに行き、看護師に「触らないで」と言われながらも触ってしまう。
- ハイライトシーン:
- 生まれたばかりの赤ちゃんが4時間で死ぬシーン(観客の心が完全に砕ける瞬間)
- 遺体をコンクリートで固めて埋める「鉛の棺」作業
- なぜ4位?
人間の悲劇が最も直接的に描かれ、感情が完全に破壊されます。リュドミラの「私は怖くない」という嘘が胸を抉ります。
第3位 第1話「1:23:45」
- あらすじ:爆発直後から2時間45分後までをリアルタイムで描く。ヴァレリー・レガソフ博士が自殺する2020年のシーンから始まり、1986年に遡る。
- ハイライトシーン:
- 制御室のオペレーターたちが「見たことない数字だ…」と呟きながら何もできないまま被曝していく
- 「橋の上から見ると綺麗だよ」の都市伝説(実際は死の橋)
- なぜ3位?
シリーズの幕開けとして完璧。観客は「これから何が起こるんだ…?」という恐怖に支配されます。最初の10分で「これはただ事じゃない」と確信させられる圧倒的な演出力です。
第2位 第4話「The Happiness of All Mankind(全人類の幸福のために)」
- あらすじ:除染作業の最前線。犬の射殺部隊、屋根の石墨除去(通称「バイオロボット」)、村の全住民・家畜の強制移住。
- ハイライトシーン:
- 子犬を前に震える若い兵士に、上官が「撃て」と静かに命じるシーン(静寂が恐ろしい)
- 3分間だけ人間が屋根に立って石墨をスコップで投げる「バイオロボット」作戦
- なぜ2位?
「人間がどれだけ無力か」を最も残酷に描いた回。誰も悪くないのに、全員が地獄に落ちていく様子が容赦ないです。特に犬のシーンはトラウマ級で、SNSで「もう二度と見られない」と語り継がれています。
第1位 第5話「Vichnaya Pamyat(永遠の記憶)」← 圧倒的1位
- あらすじ:裁判シーンを中心に、全ての真相が明らかに。レガソフが法廷で「真実」を語り、ソ連体制の欠陥を暴く。
- ハイライトシーン:
- レガソフの17分間にわたる法廷証言(ほぼノーカット)
- 「嘘の代償は何か?」「我々は真実を受け入れることを拒んだ」という最後の言葉
- 最後に流れる実在の犠牲者たちの写真とその後の人生(死亡年齢が全員30〜50代前半…)
- なぜ最強?
単なる災害ドラマではなく「なぜこんなことが起きたのか」を徹底的に解剖した、テレビ史に残るフィナーレです。
レガソフの「毎秒、毎分、我々は嘘をついていた」というセリフは、2025年現在も名言として引用され続けています。
最後の実写写真で「この人たちは本当に死んだんだ…」と気づかされ、放心状態になる視聴者が続出。
「エピソード5を見終えた後、30分間動けなかった」という感想が世界中で山ほどあります。
全5話しかないのに、どれも「テレビの歴史が変わった」と称されるレベルです。
特に第4話と第5話は「人類が観るべき映像」として教科書に載ってもおかしくない完成度です。
見たことある人はどの回が一番心に残りましたか?
「もう二度と見返せない…」って人が大多数ですが、それでも「一度は絶対に見るべき」とみんなが勧めています。
(夜中に一人で見るのは本当にやめた方がいいです…)
