不毛地帯(2009年ドラマ)最強ランキング
〜今観ても色褪ない、ガチで最強の要素を徹底解剖〜
唐沢寿明主演のフジテレビ開局50周年記念ドラマ『不毛地帯』。
全19話、視聴率は平均15.7%だったものの、時間が経つほど評価が爆上がりしている隠れた超名作です。
シベリア抑留11年を生き抜いた男が、商社の戦場で再び戦う。
ただの企業ドラマじゃない。まさに「経済戦争」の壮絶な記録です。
ここでは出典抜き、ガチ勢の視点で「本当に最強だったものをランキングにしました。ネタバレは最小限にしつつ、熱量MAXで語ります。
最強キャラクターランキング TOP10
- 壹岐正(唐沢寿明)
文句なしの頂点。シベリア帰りの無口な男が、商社の論理と国家の思惑に挟まれながらも一切折れない。怒りを殺して笑顔で交渉するシーン、後半の疲労困憊なのに眼光だけがギラついている表情、全部が強すぎる。唐沢寿明のキャリア最高傑作と言われるのも納得の怪物級演技。 - 里見修一(岸辺一徳)
壹岐の最大の敵であり、最高の理解者。笑顔の裏に底知れぬ闇を抱えた冷血常務。岸辺一徳がニヤリと笑うだけで空気が凍る。あの声のトーンと間が異常なまでに怖い。最後まで「正義とは何か」を問い続けた最強の黒幕。 - 川又伊佐雄(柳葉敏郎)
最初はただの野心家だったのに、回を追うごとに人間味が増して泣ける。壹岐への嫉妬と尊敬が入り混じった表情が最高にリアル。自動車提携編での大逆転劇は柳葉の熱演がなければ成立しなかった。 - 兵頭信ニ(竹野内豊)
自衛隊のエリートで壹岐の戦友。クールだけど熱いものを持っている男。竹野内豊の静かな迫力が戦闘機選定編を何倍にも盛り上げた。もっと出番があれば伝説になっていた。 - 鮫島群平(遠藤憲一)
現場の荒くれ者でありながら、壹岐を誰よりも信じている。遠藤憲一のコミカルさと涙腺直撃の泣き芸の両立が天才的。石油編での「俺は壹岐さんの犬だ!」は名言すぎる。 - 大門一三(小雪)
壹岐の元恋人であり、最大の弱点。美しさと知性と悲しみを兼ね備えた最強のヒロイン。小雪の透明感が痛々しいほどにハマっていた。 - 直江恒雲(佐野史郎)
防衛庁の闇を体現する男。佐野史郎の嫌らしさが完璧すぎて、見ているこっちが胃がキリキリする。 - 西屋(阿部サダヲ)
一見ヘタレ営業マンなのに、意外なところで大仕事をやってのける。阿部のコミカルな演技が重いドラマの唯一の息抜き。 - 秋津千里(和久井映見)
壹岐の妻。黙って夫を支え続ける姿が泣ける。派手さはないけど、なくてはならない存在感。 - 中東の王族・サルマン殿下(佐藤浩市)
最終盤の超重要人物。佐藤浩市の貫禄が半端じゃなかった。あの短い出番で全てを持っていく。
最強エピソード TOP5
- 第19話(最終回)「約束の地」
全てが決着する。涙なしには観られない最高のフィナーレ。 - 第16話 石油権益を巡る最終交渉
壹岐vs里見の直接対決。緊張感が画面から溢れ出ていた。 - 第10話 戦闘機選定の裏取引発覚
日本中が震撼のスキャンダル回。リアルすぎて怖い。 - 第6話 壹岐、シベリアの過去を語る
唐沢寿明の独白シーンだけでご飯3杯いける。 - 第13話 川又の大逆転
柳葉敏郎が主役の回。熱血ビジネスドラマの極み。
最強名言 TOP5(心に刺さりすぎ注意)
- 「生きて歴史の証人たれ」
壹岐の人生そのものを表す言葉。シベリア時代に上官が残した遺言。 - 「商売は戦争だ」
この一言に全てが詰まっている。 - 「俺は壹岐さんの犬だ。吠えろって言われたら吠える」
鮫島の忠義が爆発。 - 「日本人は一度負けたら二度と立ち上がれないと思われている。それを覆すのが俺たちの仕事だ」
壹岐の静かな怒り。 - 「正義は、勝った方が決める」
里見の冷酷な現実主義。背筋が凍る。
15年前のドラマなのに、今観ても全く古びない。
むしろ今の日本にこそ必要な「覚悟」と「誇り」を教えてくれる。
一度観たら忘れられない、本物の最強ドラマです。
