65(シックスティファイブ)最強ランキング

65(シックスティファイブ)最強ランキング

映画「65/シックスティファイブ」は、6500万年前の白亜紀にタイムスリップした宇宙飛行士ミルズ(アダム・ドライバー)が、巨大恐竜だらけの地球で生き延びようとするサバイバル・アクション作品だ。公開当時は賛否両論だったが、時間が経つにつれて「実は隠れた名作」「B級だけど最高に面白い」と再評価されることが多く、特に恐竜好きやサバイバル好きの間でカルト的な人気を集めている。

そこで今回は、映画「65」の中で登場する恐竜・古代生物たちを「最強ランキング」形式で独断と偏見で順位付けしてみたい。基準は単純だ。戦闘力、耐久力、凶暴性、知能、ミルズに対する脅威度、そして「純粋にかっこいいかどうか」を総合的に判断した。

第10位:小型肉食恐竜(群れのラプトル系)

序盤にミルズを追いかける小型の二足歩行恐竜たち。ヴェロキラプトルに似ているが、もう少し原始的で羽毛も少ない印象。群れで襲ってくるので厄介だが、個々の戦闘力は低め。銃で簡単に倒せるレベル。脅威度はそこそこあるが、最強とは言えない。

第9位:洞窟内の盲洞性生物

洞窟でコヤ(アリアナ・グリーンブラット)を襲う白い小型生物。目が見えず、音と振動で獲物を探す。暗闇での奇襲は怖いが、体は脆く、ライトで怯む。環境特化型なので汎用性は低い。

第8位:中型草食恐竜(ステゴサウルス風)

背中のプレートが特徴的な草食恐竜。本来は穏やかだが、興奮すると尾の棘で攻撃してくる。ミルズの乗っていた乗り物を破壊するパワーを見せたが、積極的に人間を狙うタイプではない。防御力は高いが攻撃意欲が低いのでこの順位。

第7位:ケツァルコアトルス(翼竜)

空から襲ってくる巨大な翼竜。翼開長は10メートルを超えるだろうか。ミルズとコヤを何度もさらおうとする執念深さが怖い。空中からの急降下攻撃は回避が難しく、地上に引きずり下ろさない限り対抗しづらい。空の支配者として恐ろしい存在。

第6位:大型二足肉食恐竜(アベリサウルス系)

中盤で登場する赤みがかった中型の肉食恐竜。ティラノサウルスほどではないが十分に大きく、敏捷性が高い。ミルズを追い詰めるシーンは緊張感満点だった。知能もそこそこあり、単純な力押しではない狩りをする。

第5位:トリケラトプス

角とフリルが特徴的な大型草食恐竜。草食だが縄張り意識が強く、突進してくるパワーは圧倒的。ミルズの銃弾を何発か食らっても突進を止めなかった耐久力は驚異的。怒らせたら最悪の相手。

第4位:ギガノトサウルス(大型肉食恐竜)

終盤近くで登場する巨大肉食恐竜。ティラノサウルスに匹敵するかそれ以上の体躯で、咆哮だけで空気が震える。ミルズを一撃で仕留めかねないパワーを持つ。幸い出番は短かったが、存在感は抜群。

第3位:幼体ティラノサウルス(2頭)

クライマックス直前に登場する、まだ成体ではないティラノサウルス。体長は8~10メートル程度だろうか。それでも人間などひと噛みで終わるサイズ。親と違って敏捷性が高く、2頭で連携しながら襲ってくるのが厄介。ミルズを本気で追い詰めた実績は大きい。

第2位:成体ティラノサウルス・レックス

そして頂点に君臨するのは、やはりこの王者。映画のラストボスとして登場する完全体のT-レックス。体長12メートル以上、重量は8トンを超えるだろう。圧倒的な咬合力、頑丈な体躯、驚くべきスピード、そして何より「頂点捕食者としての威圧感」が凄まじい。ミルズが持つ現代の武器を以てしても、正面からの戦闘は絶望的だった。

第1位:隕石(+大量の破片・衝撃波・火の粉)

しかし、真の最強はこれだ。映画のタイトル「65」の本当の意味――6500万年前に地球に衝突し、恐竜絶滅の引き金を引いたあの小惑星(隕石)。劇中では爆発的な破片の雨、衝撃波、地獄のような炎の嵐として描かれる。どんなに強い恐竜も、どんな武器を持った人間も、隕石の前では無力。T-レックスすら一瞬で焼き払う破壊力は、まさに「最強」の名にふさわしい。結局、この映画で一番怖いのは恐竜じゃなくて「運命」だったのかもしれない。

「65」は恐竜映画として見ると最高に楽しめるし、サバイバル映画として見ても緊張感が途切れない。恐竜のデザインもリアル志向で、どの生物も魅力的だ。最強ランキングを作ってみたが、どれも印象深い敵ばかりで順位付けは本当に難しかった。恐竜ファンなら絶対に一度は見てほしい作品である。

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