グッド・ボーイズ 最強ランキング
映画「グッド・ボーイズ」(原題:Good Boys)は、2019年に公開されたアメリカのコメディ映画で、12歳の少年たちが巻き起こす大騒動を描いた作品です。監督はジーン・スタプニツキー、製作にはセス・ローゲンが参加しており、R指定ながらも子供たちの無邪気さと下ネタのギャップが爆笑を誘う傑作として人気を博しました。
物語の中心となるのは、「ビーン・バッグ・ボーイズ」と呼ばれる仲良し3人組の小学生たち。マックス、ルーカス、ソーの3人が、初めてのキス・パーティーに招待されたことをきっかけに、ドローンを壊したり、薬物入りのキャンディーを奪ったり、高速道路を横断したりと、次から次へと予想外のトラブルに巻き込まれていきます。
この映画の魅力は、何と言ってもこの3人のキャラクターの個性の強さとバランスにあります。そこで今回は、グッド・ボーイズの主要キャラクターの中から「最強ランキング」を独断と偏見で決定してみました。あくまで「最強」の定義は、精神的なタフさ、トラブル解決能力、成長度、全体への影響力などを総合的に判断したものです。
第3位:ルーカス(キース・L・ウィリアムズ)
ルーカスは3人組の中でも一番真面目で優しい性格の持ち主です。両親の離婚を経験しており、友達思いで正直者。映画の中盤で、重要な秘密を打ち明けるシーンは観客の心を掴みます。彼の強さは「正直さ」と「優しさ」にあります。トラブルが起きたときも、まず道徳的に正しい選択をしようとする姿勢は立派です。しかし、積極的に状況を打破するタイプではないため、ランキングは3位に留まりました。それでも、彼がいなければ3人の絆はここまで強くならなかったはずです。
第2位:ソー(ブレイディ・ヌーン)
ソーは一見、3人の中で一番大人びていてクールなキャラクター。ロック好きで、将来はミュージシャンになる夢を持っています。キス・パーティーに行くことにも最初は乗り気ではなく、ちょっと生意気なところもあります。でも実は、両親の不仲や自分の将来への不安を抱えており、意外と繊細な一面を持っています。映画の終盤でみせる歌声と覚悟は圧巻で、精神的な成長が最も顕著なキャラクターと言えるでしょう。トラブルの中でも冷静さを保ち、時にはリーダーシップを発揮する場面もあるため、僅差で2位にランクインです。
第1位:マックス(ジェイコブ・トレンブレイ)
最強の座に輝くのは、間違いなく主人公のマックスです。彼はこの物語の原動力であり、キス・パーティーに行きたいという強い欲望からすべての騒動が始まります。恋する女の子のために無茶な行動を繰り返し、ドローンを壊したり、薬物を誤って持ち歩いたり、警察から逃げたりと、トラブルメーカー度ではダントツです。しかし、その純粋な恋心と、友達を巻き込みながらも最後まで諦めない姿勢が最大の強さです。最終的に自分自身の気持ちと向き合い、大きな成長を見せる点も評価できます。ジェイコブ・トレンブレイの演技も素晴らしく、観客を引き込む力は抜群。グッド・ボーイズにおける真の最強キャラクターは、マックス以外にありえません。
この3人それぞれに魅力があり、誰が一番好きかは人によって分かれるところですが、物語全体を引っ張り、成長の軸となったマックスの影響力は圧倒的です。グッド・ボーイズはただの下ネタコメディではなく、友情と成長の物語としても非常に優れた作品です。まだ観ていない方は、ぜひ一度チェックしてみてください。きっと、子供時代の無茶な冒険を懐かしく思い出すはずです。
