ナルコスシリーズ 最強キャラランキング Top 10
Netflixの犯罪ドラマシリーズ「ナルコス」とそのスピンオフ「ナルコス: メキシコ」は、実在した麻薬カルテルのボスたちと、それを追うDEA捜査官たちの壮絶な戦いを描いた作品だ。銃撃戦、裏切り、策略、政治的駆け引きが絡み合う中で、数多くのキャラクターが登場するが、その中でも「最強」と呼べる存在は誰なのか?
ここでは、純粋な戦闘力、知略、影響力、精神的なタフネス、生き残り能力を総合的に考慮して、ナルコスシリーズ全体(シーズン1〜3とメキシコ編全シーズン)から最強キャラクターをランキング形式で紹介する。あくまで主観的なランキングだが、作品を見た人なら納得できる順位だと思う。
10位:ホルヘ・サラザール
メキシコ編でフェリックス・ガジャルドの右腕として暗躍した冷酷な実行者。銃の腕は確かで、敵対カルテルを次々と排除していく姿は恐ろしい。感情をあまり表に出さず、忠誠心も高いが、上司の命令に縛られるタイプなので上位には届かなかった。
9位:キキ・カマレナ
DEA捜査官として単身メキシコに潜入し、グアダラハラカルテルを追い詰めた男。身体能力も高く、拷問を受けながらも最後まで口を割らなかった精神力は異常。実在の人物である彼の覚悟は、シリーズ全体でも屈指の強さを見せつけた。
8位:ポチョ
パブロ・エスコバルの従兄弟兼側近。メデジンカルテルの初期メンバーとして、裏切り者を容赦なく始末する殺し屋。戦闘シーンでの冷静さと残虐さは印象的だが、知略面では少し物足りない。
7位:アマド・カリージョ・フエンテス
メキシコ編後半で台頭するフアレスカルテルのボス。「空の王」と呼ばれた航空輸送網を駆使したビジネス手腕は天才的。戦闘より頭脳で勝負するタイプで、フェリックス崩壊後の麻薬業界を一気に掌握した影響力は計り知れない。
6位:スティーブ・マーフィー
ナルコス本編の主人公の一人であるDEA捜査官。コロンビアに赴任してからは、過酷な環境の中でも諦めずにパブロを追い続ける。銃撃戦での活躍も多く、精神的な強靭さが光る。相棒のペーニャと共に、最前線で戦い続けたタフネスは本物だ。
5位:ハビエル・ペーニャ
もう一人のDEA捜査官。冷静沈着で、現地の情報網を巧みに操る知略型。直接的な戦闘力はマーフィーに譲るが、策略と交渉力でカルテルを内部から崩壊させていく手腕は圧倒的。シリーズ全体を通じて、最も賢く立ち回った人物かもしれない。
4位:エル・チャポ(ホアキン・グズマン)
メキシコ編でシナロアカルテルの若手として登場し、後半で頭角を現す。現実でも伝説的な逃亡劇を繰り返したように、作品内でも捕まってもすぐに脱獄するようなずる賢さと生存能力を持つ。最終的に業界の頂点に立つポテンシャルは、まさに最強候補。
3位:フェリックス・ガジャルド
メキシコ編の中心人物で、グアダラハラカルテルを創設した「帝王」。戦闘力はそれほどでもないが、政治家や警察を金と脅しで完全に掌握し、メキシコの麻薬産業を一つの巨大組織にまとめた手腕は天才的。敵対者を次々と排除しながら、帝国を築き上げた影響力はシリーズ随一だ。
2位:パブロ・エスコバル
言わずと知れたメデジンカルテルのボス。コロンビアを恐怖で支配し、大統領候補を暗殺し、飛行機を爆破し、国家そのものに戦争を仕掛けた男。莫大な富と民衆の支持を背景に、圧倒的な暴力とカリスマで君臨した。DEAとコロンビア政府を長年翻弄し続けた存在感は、麻薬王の代名詞そのもの。もし精神的な脆さがなければ1位だっただろう。
1位:イスラエル・“エル・マヨ”・サンバダ
メキシコ編でシナロアカルテルのナンバー2として暗躍し、フェリックス失脚後も生き延び続ける影の支配者。派手な抗争を避け、裏で糸を引く知略と、決して表に出ない慎重さ、そして何よりも驚異的な生存能力が最強の理由だ。現実世界でも2025年現在に至るまで逮捕されておらず、麻薬業界の頂点に君臨し続けていると言われる。戦闘力やカリスマではなく、純粋な「生き残り」と「影響力」の強さで、ナルコスシリーズ全体の最強キャラクターに選ばせていただきたい。
このランキングは、単なる銃の強さではなく、どれだけ長く、どれだけ大きく業界を動かしたかを重視した結果だ。ナルコスを見返せば、また違う順位になるかもしれない。それくらい、どのキャラクターも魅力と強さに溢れている作品である。
