エクスペンダブルズ 最強ランキング【全シリーズ通じて徹底考察】
エクスペンダブルズシリーズは、アクション映画の歴史に残る豪華キャストの共演と、圧倒的な破壊力を持つ傭兵たちの戦いを描いた作品だ。全4作(エクスペンダブルズ、エクスペンダブルズ2、エクスペンダブルズ3 ワールドミッション、エクスペンダブルズ ニューブラッド)を通じて登場したキャラクターはどれも個性的で強烈だが、純粋な戦闘能力、経験値、精神力、殺傷力などを総合的に判断して「最強ランキング」を独断と偏見で決定してみた。
1位:バーニー・ロス(シルヴェスター・スタローン)
やはり頂点に立つのはリーダーのバーニー・ロスだ。シリーズ全作を通じて不動の中心人物であり、どんな絶体絶命の状況でもチームをまとめ、自身も最前線で戦い続ける。銃の腕はもちろん、ナイフ戦、素手での格闘、さらには戦闘機や戦車の操縦までこなす万能型。精神的なタフさも別格で、仲間が死にそうになっても冷静に判断を下し、敵の首領クラスとも一対一で渡り合える。年齢を重ねても衰えを知らないその姿は、まさに「不死身の傭兵」の象徴。シリーズを通して誰よりも多くの敵を倒し、誰よりも多くの危機を乗り越えてきた実績がすべてを物語っている。
2位:ガナー・ジェンセン(ドルフ・ラングレン)
狂戦士と呼ぶにふさわしい怪物。身長198cmの巨体から繰り出されるパワーと、異常なまでの攻撃性はチーム随一。銃器の扱いも超一流だが、特に近接戦闘での破壊力が恐ろしい。第1作では薬物依存でチームを裏切りかけた過去があるものの、改心後は忠誠心も強く、仲間を守るためなら命を投げ出す覚悟を持つ。第3作での圧倒的な肉弾戦や、第4作でも衰えを見せない活躍を見ると、バーニーと並ぶ最強候補と言っても過言ではない。冷静さを欠く場面もあるが、それが逆に敵を震え上がらせる武器になっている。
3位:リー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)
ナイフの達人であり、チームのNo.2。接近戦ではおそらくシリーズ中最強。素早い動きと正確無比なナイフさばきで、複数の敵を瞬時に仕留めるシーンは毎回見せ場だ。銃も上手いが、彼の本領はあくまで白兵戦。冷静沈着で頭も切れ、単独行動でも高い生存率を誇る。バーニーとの信頼関係も厚く、チームのブレイン的な役割も果たす。ステイサムの持ち味であるドライなユーモアと無駄のない殺し方が、リーを唯一無二の存在にしている。
4位:トレンチ(アーノルド・シュワルツェネッガー)
登場シーンは少ないが、その存在感と実力は圧倒的。第2作と第3作での重火器を乱射しながら進軍する姿は、まさに歩く要塞。過去のバーニーとの因縁も含め、経験値はチーム随一と言える。ガトリングガンを軽々と扱い、敵陣を一掃する破壊力は他の追随を許さない。出番が限られているのが惜しいが、出た瞬間に戦況を変える力を持つ。年齢を考慮しても、まだまだ現役最強クラスの傭兵だ。
5位:ヤン・イン(ジェット・リー)
小柄な体格からは想像できない驚異的なスピードと格闘技術を持つ。第1作と第2作での活躍が特に印象的で、身長差のある敵を次々と倒す姿は圧巻。銃火器よりも体術と素早さが武器で、複数の敵に囲まれても一瞬で制圧する。チームの中では最も「武術家」らしい戦い方をする。出番が少ないのが残念だが、出演したシーンはすべてハイライト級のクオリティを誇る。
6位:トレント・モーザー(ランディ・クートゥア)
元UFCヘビー級王者らしいグラウンド技術とパワーが特徴。素手での戦いが非常に強く、敵を絞め上げたり投げ飛ばしたりするシーンは迫力満点。銃の腕も悪くないが、彼の真骨頂は接近戦。無口で真面目な性格も相まって、信頼できる戦力だ。
7位:ビリー・“ザ・キッド”・ティンバーレイク(リアム・ヘムズワース)
第2作のみ登場した若手スナイパー。遠距離からの精密射撃が得意で、チームに新しい風を吹き込んだ。接近戦もそれなりにこなすが、経験不足が目立つ。若さゆえの勢いと正確な狙撃で将来性は抜群だったが、悲劇的な結末を迎えてしまった。
8位:ハーレイ・ヘール(スコット・アドキンス)
第4作で新加入した格闘の達人。キレのあるアクションと高い身体能力を見せたが、チーム全体のレベルからするとまだ一歩及ばず。将来はもっと上位に来る可能性を秘めている。
その他、チャーチ(ブルース・ウィリス)、ブッカー(チャック・ノリス)、ドクター・デス(ウェズリー・スナイプス)、ボニー(アントニオ・バンデラス)なども個性的で強いが、総合力や登場頻度を考えると上位8人には惜しくも入らなかった。
このランキングはあくまで個人の主観であり、状況によっては順位が大きく変わるだろう。それがエクスペンダブルズの魅力でもある。どのキャラクターも「最強」を名乗れる資格を持っている、まさに最強軍団なのだ。
