キングスマンシリーズ最強エージェントランキング

映画「キングスマン」シリーズは、スタイリッシュなアクションとユーモア、そして圧倒的な戦闘シーンで世界中のファンを魅了している。秘密結社キングスマンのエージェントたちは、スーツを着た紳士でありながら、常人離れした戦闘能力を持ち、傘や靴、時計といったガジェットを駆使して敵を倒していく。

ここでは、シリーズを通して登場したエージェントや主要キャラクターの中から、純粋な戦闘能力、身体能力、知能、精神力、ガジェットの使いこなし方などを総合的に判断して、最強ランキングを作成した。ネタバレを含むので、未視聴の人は注意してほしい。

第10位：ロキシー（ランスロット）

「キングスマン: ゴールデン・サークル」で新たにランスロットとなったロキシー。鞭を武器に使いこなし、敏捷性が高い点は評価できる。しかし、経験不足が目立ち、重要な場面で早々に退場してしまう。潜在能力は高いが、実績が少ないためこの順位。

第9位：エグシー（ガラハッド）初期段階

1作目序盤のエグシー。ストリート育ちの身体能力と反射神経はすでに常人離れしていたが、訓練前はただの不良青年に過ぎなかった。キングスマン候補生としてのポテンシャルは感じられたが、この時点ではまだ最強とは言えない。

第8位：チャーリー・ヘスケス

候補生時代からエグシーのライバルだったチャーリー。ゴールデン・サークルでは機械の義肢を得てパワーアップし、エグシーと互角以上に渡り合った。純粋な戦闘力では上位に食い込めるが、精神的な脆さと判断ミスの多さがマイナスポイント。

第7位：ウィスキー（エージェント・ウィスキー）

アメリカの姉妹組織ステイツマンのエージェント。鞭と銃を組み合わせた独自の戦闘スタイルを持ち、スピードと正確性に優れる。一時はエグシーとハリーを圧倒するほどの強さを見せたが、信念の違いから敵に回った際の戦闘ではやや劣勢に立たされた。総合力は高いが、頂点には届かない。

第6位：ティーラ（エージェント・ティーラ）

ステイツマンのエージェントで、ウィスキー同様に高い戦闘能力を持つ。銃とナイフを自在に操り、近接戦闘でも隙がない。登場シーンは少ないが、ステイツマンの精鋭として申し分ない実力を見せた。もっと活躍が見たかったキャラクターの一人。

第5位：マーリン

キングスマンの裏方でありながら、戦場でも決して引けを取らない実力者。地雷を踏みながらも最後まで任務を遂行する精神力はシリーズ屈指。戦闘シーンは少ないが、知能と冷静さ、そして犠牲を厭わない覚悟を含めてこの順位にふさわしい。

第4位：ガゼル

1作目「キングスマン」のヴァレンタインの側近。両脚が刃物という異色の戦士で、圧倒的なスピードと切れ味でキングスマンのエージェントたちを苦しめた。ハリーとの戦いでも互角に近い戦いを繰り広げ、肉弾戦においてはシリーズでもトップクラスの強さを誇る。義足というハンデを逆に武器にした点も評価が高い。

第3位：ハリー・ハート（ガラハッド）

伝説のエージェント、ガラハッドことハリー。教会での一人対多数の戦闘シーンは、キングスマンシリーズのアクションの頂点とも言える。完璧なスーツ姿で敵を次々と倒していく様は、まさに「紳士の戦い方」のお手本。記憶喪失時でもその身体能力と反射神経は衰えず、復帰後はさらに円熟味を増した。年齢を考慮しても、総合力でトップ3に入るのは当然。

第2位：エグシー（ガラハッド）成長後

1作目終盤から「ゴールデン・サークル」にかけてのエグシー。ハリーの教えを完全に体得し、さらには自分らしい柔軟な戦い方を確立した。ポピーとの最終戦や、機械義肢のチャーリーとの戦いでは、知恵と身体能力の両方を駆使して勝利。精神的な成長も著しく、シリーズ後半では間違いなく最強クラスのエージェントとなっている。ハリーを超えたかどうかは意見が分かれるところだが、ピーク時の戦闘力はほぼ互角かそれ以上。

第1位：ハリー・ハート（蝶の幻覚時）

最強の座に輝くのは、1作目の教会シーンで蝶の幻覚を見ながら数十人の武装集団を皆殺しにしたハリー・ハート。記憶を操作され、完全に理性を失った状態でのこの戦闘は、もはや人間の域を超えている。動きに一切の無駄がなく、銃撃、近接、投擲、環境利用すべてが完璧。シリーズを通してこれを超えるアクションシーンは存在しない。理性のある通常状態のハリーももちろん最強クラスだが、この「暴走モード」のハリーは別次元の存在だった。

総括

キングスマンの魅力は、どのエージェントも個性的で、それぞれに「最強」と言える瞬間があることだ。ランキングはあくまで一つの見方であり、状況やガジェットの有無によって順位は変動する。特にハリーとエグシーの師弟コンビは、シリーズの核であり、最強議論の中心でもある。

今後の新作で新たな強キャラが登場すれば、このランキングも大きく変わるかもしれない。それこそがキングスマンシリーズの楽しみの一つだ。